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高大接続改革にどう向き合うか
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『高大接続改革にどう向き合うか』
東北大学高度教養教育・学生支援機構 編

定価(本体2,000円+税) 高等教育ライブラリ⑩
A5判 254頁
ISBN978-4-86163-269-3 C3037
(2016年5月刊行)

はじめに   花輪公雄
序章 本書の構成              石井光夫
    倉元直樹
第Ⅰ部 中教審答申の読み方  
第1章 中教審高大接続答申から考える  
  ―大学入学者選抜制度の改革を着実に実現するために 土井真一
第2章 国立大学の入試改革の過去・現在・未来? 川嶋太津夫
第3章 公平から公正へ―新テストの目指すものとその問題点 垂水共之
第Ⅱ部 高大接続改革は何をもたらすか  
第1章 高校現場から見た大学入試改革 浜田伸一
第2章 大学入試改革モデルとしての「東北大学型AO入試」の誕生  
  ―「昭和62年度改革」の教訓から  倉元直樹
第Ⅲ部 高大接続改革の行方  
第1章 討議  
第2章 高校生の学習行動の実際 小坂和海
第3章 三位一体改革について―高校現場における一教員の目から見て 守本哲也
第4章 大学入学者選抜改革をめぐる課題と展望 本郷真紹
第5章 人口減少と高大接続改革の行方 木南 敦
第6章 国立大学入試における個別選抜のゆくえ 石井光夫
おわりに 総括と展望 「高大接続改革」というメッセージ 倉元直樹
    石井光夫

高等学校教育と大学入試の改革の中枢で、何が起こってきたのか? 高校教育、大学教育、そして大学入試を一体的にとらえて抜本的な改革を迫る「高大接続改革」のプランは、平成25年に突如現れ、中央教育審議会とその後継の会議の議論を巻き込みながら進んでいる。しかしながら、現在まで提案されている具体的方法論は、実現可能性を欠く非現実的な空論との評価が定着している。様々な課題を抱えた中で進む改革に高校と大学の現場からどのように取り組むべきなのか。高校、大学、そして大学入試にかかわる現場の識者の論考から、現在進行の問題を整理し対応の手がかりを提示する。