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大学入試と高校現場-進学指導の教育的意義-
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『大学入試と高校現場-進学指導の教育的意義-』
東北大学高等教育開発推進センター編

定価(本体2,000円+税) A5判
ISBN978-4-86163-222-8 C3037
240頁
高等教育ライブラリ6

(2013年3月刊行)

 

《目 次》        

はじめに

      木島明博
序章   本書の構成     倉本直樹
       
第Ⅰ部  大学受験の教育的意義    
―主として大学側の視点から    
 第1章 大学入試の多様化と進路選択・進路指導   大谷 奨
 第2章

受験生心理からみる大学入試

  西郡 大
 第3章 高校教育と大学入試の関係性をどう捉えるか    
  ―キーワードとしての「全人教育」―   倉元直樹
       
第Ⅱ部  大学受験の教育的意義―主として高校側の視点から    
 第1章 地域拠点校としての進路指導の在り方   森下陽一郎
 第2章 科学技術高校に向けた継続教育の充実   蓮田裕一
 第3章 東日本大震災被災校の奮闘    
  ―困難の克服と日常の回復に向けて   佐藤忠司
 第4章 沼津高専の取り組み      
  ―入学志願者確保と進路指導     大島 茂
 第5章 高校の多様な実態をどう考えるか     倉元直樹
         
第Ⅲ部  「受験は団体戦」なのか?      
第1章 討議      
第2章 変わりゆく教育環境の中で、問われる大学入試     長澤 武
おわりに 総括と展望―「受験は団体戦」の意味     倉元直樹

 大学入学者選抜制度の改革が、その意図に反し結果的に「改悪」と受け止められてしまうのは何故なのか。その謎を解くカギを高校教育の現場に探す。多様な環境下にある現代の高校において、進学指導の「真の目的」は如何なるものなのか。そして大学入試はどのような機能を果たしているのか。大学・高校双方の視点から埋め込まれた文脈の掘り起こしを試み、その過程で見えてきた「受験は団体戦」ということばの意味を、人間形成への影響も視野に入れながら検討する。2012年5月18日開催の東北大学高等教育フォーラム「進路指導と受験生心理」をもとにしたレポートと考察。