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『大学における共通知のありか』

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『大学における共通知のありか』
栗原隆 ・濱口哲 編
定価(本体1,500円+税) A5判、288頁
ISBN978-4-86163-013-2 C1000
(2005年5月第1刷発行) (2007年9月第2刷発行)
	《目 次》
	 I 知の原点
	〈生命〉と〈歴史〉
	〈数式〉と〈概念〉
	〈物性〉と〈変化〉
	〈発見〉と〈開発〉
	〈顔貌〉と〈視線〉
	〈形式〉と〈意味〉
	〈道具〉と〈生活〉
	〈科学〉と〈哲学〉
	
	 II 知の責任
	〈環境〉と〈経済〉
	〈医療〉と〈責任〉
	〈事例〉と〈範例〉
	〈道楽〉と〈学問〉
	〈情報〉と〈報道〉
	〈映像〉と〈実像〉
	〈自然〉と〈技術〉
	〈性〉と〈生殖〉
	
	 III 知の用途
	〈信頼すること〉 と 〈共同すること〉
	〈信じること〉 と 〈考えること〉
	〈見えること〉 と 〈認知すること〉
	〈住まうこと〉 と 〈形をなすこと〉
	〈働くこと〉 と 〈育むこと〉
	〈体験すること〉 と 〈理解すること〉
	〈覚えること〉 と 〈創造すること〉
	
	教養課程が廃止された多くの大学では、学問分野が細分化され、しかも先端化した今日、知識の狭隘化を避けるため、旧来の教養教育を超えた形での共通教育の必要性が認識されつつある。文理融合の知のありかを示すだけではない、人文・社会・自然・医歯系に共通の根源的な問題を明らかにすることこそ、憶える〈学習〉から、大学での課題探求型の〈学問・研究〉への転換に必要である。本書は、〈知〉に内在する問題の枠組みを分析的に明らかにすることを通して、大学での学問分野の〈研究〉にとって必須の、共通知の基礎を明らかにしている。

