書籍情報

『種子生物学』
鈴木善弘　著

定価（本体4,000円＋税）　Ａ５判、４１９頁　
ISBN978-4-925085-73-1 C3045
(2003年9月第1刷発行) (2006年11月第2刷発行)

《目　次》
Ｉ　種子の形態と機能
　　(1)　種子の定義
　　(2)　種子の起源
　　(3)　種子の構造
　　(4)　生活環のなかでの種子の役割
　　(5)　種子生産と散布
II　種子の形成
　　(1)　花
　　(2)　配偶子形成
　　(3)　受粉・受精
　　(4)　胚、胚乳および種皮の形成
　　(5)　果実
III 種子の発育と発芽力生成
　　(1)　種子の成熟度
　　(2)　種子の発芽力生成
　　(3)　種子の登熱にともなう成長調整物質の変動
　　(4)　種子の発育にともなう貯蔵物質の蓄積
IV　休眠と発芽の生理・生態
　　(1)　休眠の生理・生態
　　(2)　発芽の生理・生態
V　 種子の寿命
　　(1)　植物種と寿命
　　(2)　種子の成熟度と寿命
　　(3)　休眠と寿命
　　(4)　貯蔵温度と湿度
　　(5)　貯蔵ガス条件と寿命
　　(6)　埋土種子
　　(7)　貯蔵種子の寿命喪失


植物の進化の過程で形成され、種の存在、生活環のなかで重要な役割を担っている種子については、以前からその重要性が認識され、多くの研究が行われてきた。
本書は、種子の形態と機能、種子形成、種子の発育と発芽力の生成、休眠と発芽の生理・生態、寿命などの一連の関係をとりあげ、著者の永年の研究と多くの文献を参考にして論述し、そこに存在する法則性を明らかにしている。