書籍情報
『大企業の内部昇進女性役員 ―企業特性と職務経験からのアプローチ―』

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『大企業の内部昇進女性役員 ―企業特性と職務経験からのアプローチ―』
杉山佳子 著
定価(本体5,000円+税) A5判 418頁
ISBN 978-4-86163-399-7 C3034
2025年9月25日発行
(2025年9月刊行)
国内上場企業の女性役員は8割超が社外役員の現状において(2025年時点)、少数ながら存在する内部昇進の女性役員は、どのような企業のマネジメントがその登用を可能とし、そして個人の側ではいかにして長期的な職業キャリアを形成していったのか。
本書は60名の女性エグゼクティブへのインタビューを中心に、定性・定量の調査を用いてその実像に迫り、日本の多様な人材活用による将来像を探求した研究の成果である。
《目 次》
まえがき
序章 研究の主題
第Ⅰ部 理論的背景と研究の課題
第1章 日本的経営と人材マネジメント、外部環境との関わりについての先行研究
第2章 長期的なキャリア:組織内キャリアを起点として
第3章 既存研究に残された課題と研究の方向性の提示
第Ⅱ部 実証研究
第4章 国内上場企業の女性役員の現状に関する定量的調査
第5章 ケース・スタディⅠ
長期雇用志向企業:管理職昇進へのプロセス
第6章 ケース・スタディⅠ
長期雇用志向企業:経営層への成長プロセス
第7章 ケース・スタディⅡ
成長企業:早期からの実力形成プロセス
第8章 ケース・スタディⅢ
外資系企業経験者:戦略的ダイバーシティマネジメントの関わりとスキル形成のプロセス
第9章 ケース・スタディⅣ
所属組織:事業部門の変更とキャリアの促進
結章 考察に基づく類型化・結論
《著者略歴》
東北大学大学院経済学研究科修了、博士(経営学)
2000年、東京証券取引所入所。総務部法務グループ、情報システム部、広報IR部CSR推進室などを経て、金融リテラシーサポート部課長を歴任。この間、同所からの派遣でNY証券取引所トレーニー(2008)、経団連の広報関連機関である(一財)経済広報センター主任研究員(2013年から2015年)、上智大学非常勤講師(東京証券取引所連携講座「現代の証券市場と上場会社」、2016年から2024年)を務める。
2019年から2022年、東北大学大学院経済学研究科博士後期課程。東北大学大学院経済学研究科博士研究員(2022年から2024年)を経て同研究科客員研究員(2024年から2025年)。2024年、東北学院大学情報学部専任講師。2025年現在、東北学院大学情報学部准教授(経営学担当)。現在の主な研究領域は、コーポレート・ガバナンス(株式所有構造の変化と日本的経営・人材の関係、欧州(主に英国)の企業金融からの視点)、ダイバーシティ、サステナビリティ、情報と経営(IT、Web3.0)など。
2000年、東京証券取引所入所。総務部法務グループ、情報システム部、広報IR部CSR推進室などを経て、金融リテラシーサポート部課長を歴任。この間、同所からの派遣でNY証券取引所トレーニー(2008)、経団連の広報関連機関である(一財)経済広報センター主任研究員(2013年から2015年)、上智大学非常勤講師(東京証券取引所連携講座「現代の証券市場と上場会社」、2016年から2024年)を務める。
2019年から2022年、東北大学大学院経済学研究科博士後期課程。東北大学大学院経済学研究科博士研究員(2022年から2024年)を経て同研究科客員研究員(2024年から2025年)。2024年、東北学院大学情報学部専任講師。2025年現在、東北学院大学情報学部准教授(経営学担当)。現在の主な研究領域は、コーポレート・ガバナンス(株式所有構造の変化と日本的経営・人材の関係、欧州(主に英国)の企業金融からの視点)、ダイバーシティ、サステナビリティ、情報と経営(IT、Web3.0)など。