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パウル・クレーの芸術 ─その画材と技法と─
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『パウル・クレーの芸術 ─その画材と技法と─』
西田秀穂 著

定価(本体4,200円+税) B5判、250頁
ISBN978-4-925085-36-6 C3070
(2001年6月第1刷発行) (2006年2月第2刷発行)

《目 次》
クレーの作品 I(色刷)
1. プロローグ
2. 初期の線描画(1893年~1902年)
3. 新たな線描画のジャンル「銅版画」の制作(1903年~1906年)
4. 《ガラス絵》から明暗の〈階調〉へ
5. ミュンヘンにおける芸術家仲間との出会い―《青騎士》誌の画家たちと〈キュビスム〉との接触―
6. チュニジア旅行
7. 戦場に狩り出された画家たち
8. ふたたびミュンヘンにて―フランツ・マルク追憶―
9. 油彩画への道
10. ヴァイマールのバウハウスへ
11. 「私が、私のスタイルなのだ」(『日記』1902年 425)
12. バウハウスへの助走
13. バウハウス時代およびそれ以後の作画構成の主なものの分類―構成技法の展開をも含めて―
14. ナチスの芸術政策とパウル・クレー
15. ベルンでの晩年の制作活動
16. 1940年の制作―生と死の間にて―
クレーの作品 II(白黒図版)

 水彩画家、油絵画家、版画家、線描家として有名なパウル・クレーはカンヴァスや絵の具、鉛筆といった画材に固有のこだわりを持っていた。また、作品を制作するにあたって独特の技法を用いたことでも知られている。本書はクレーの画材と技法の変遷を跡付けることによって、変遷極まりないこの画家のたどった道を追及し、人間性を掘り下げようとしている。クレーの絵画を中心としてカラー写真65枚、白黒写真125枚を掲載する、美術に興味を持つ人の必見の書。