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書籍情報


高炉を支えた操業技術と原燃料
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『高炉を支えた操業技術と原燃料』
山口一良 著

定価(本体2,000円+税) A5判、170頁
978-4-925085-38-0
(2001年7月刊行)

高炉は、総炉高100mにも及ぶ最大の反応器である。社会状況の変化は、その都度高炉を直撃してきた。長引く不況や後発国の激しい追い上げの中で、1億トン近くの良質な鋼を供給し続けて来られたのは何故だろう。本書を読めば、その理由が絶え間ない技術革新にあったことがお分かりになるだろう。現代の高炉が、高度なコンピュータ制御、精緻な測定技術、原燃料の変化に即応する操業技術、など超ハイテク技術の塊であることに驚かれることだろう。他国の追随を許さない我が国の高炉技術は、物理化学、化学工学、シミュレーション工学などの基礎工学にしっかりと基礎を置き、現場技術者の卓越した技術力で成り立っている。変わり行く時代の流れの中で圧倒的な存在感を示してきた高炉を、32年間高炉一筋の著者の道案内で探索してみよう。