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都市を描くー東西文化にみる地図と景観図ー
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『都市を描くー東西文化にみる地図と景観図ー』
佐々木千佳・芳賀京子 編

定価(本体3,000円+税) A5判 284頁
ISBN978-4-86163-139-9 C1070
日本図書館協会選定図書
(2010年3月第1刷発行) (2010年9月第2刷発行)

《目 次》
第1章 西洋古代世界の地図と都市図
第2章 15世紀フィレンツェにおける都市図の展開
-フランチェスコ・ロッセッリの地図制作と都市の理念-
第3章 ヴェネツィアの地図・都市図にみる共和国表象
第4章 16世紀の日本における地図と都市図
第5章 18-19世紀の日本における都市図
-鍬形斎筆《江戸-目図屏風》

古代ヨーロッパ・近世イタリア・近世日本を映し出した、自己と他者による「共同体イメージ」とは? 
地図と景観図の様式と役割に着目しながら、そこに描きだされた様々なメッセージや制作者の意図を丁寧に読解。そこに、土地の景観を視覚化することで空間を象徴し、住まう人々の心を顕在化させる、地図と景観図が表わす「都市の姿」が浮かび上がる。
通常の「絵画」の領域には入りきらない特殊なジャンルを取り上げた、意欲的な論考5篇を収録。豊富に収録した図版写真を手掛かりに、古今東西の地図・景観図の世界にいざなう。