「東北大学出版会 若手研究者出版助成 刊行物一覧」

第1回

 『国境を越える名誉と家族-フランス在住モロッコ移民をめぐる「多現場」民族誌-』渋谷努 著

第2回

 『プラトン形而上学の探求-『ソフィステス』のディアレクティケーと秘教-』松浦明宏 著
 『無私と人称―二人称生成の倫理へ―』山本史華 著

第3回

 『再啓蒙から文化批評へ―大江健三郎の1957~1967』王新新 著
 『大学附属臨海実験所水族館―近代日本大学附属博物館の一潮流―』西村公宏 著
 『戦国時代の百姓思想』永井隆之 著
 『中国宋~明代における婚姻の学際的研究』勝山稔 著
 『金代字書の研究』大岩本幸次 著
 『民族の幻影―中国民族観光の行方』高山陽子 著

第4回

 『ドイツ信託法理―日本信託法との比較―』中田英幸 著
 『昭和前期地域教育の再編と教員―「常会」の形成と展開―』須田将司 著
 『日本における単線型学校体系の形成過程―ルーマン社会システム理論による分析―』井本佳宏 著
 『韓国は如何に日米両国と関わってきたのか―政治経済・科学技術・理工系教育面のアプローチ―』趙 承勲 著
 『ローマ帝国とアウグスティヌス-古代末期北アフリカ社会の司教-』長谷川宜之 著

第5回

 『ヘーゲル 具体的普遍の哲学』吉田達 著
 『吉田松陰の思想と行動-幕末日本における自他認識の転回-』桐原健真 著

第6回

 『個人主義から〈自分らしさ〉へ―福沢諭吉・高山樗牛・和辻哲郎の「近代」体験―』先崎彰容 著
 『介護職の誕生―日本における社会福祉系専門職の形成過程―』白旗希実子 著
 『高等教育の大衆化と私立大学経営ー「助成と規制」は何をもたらしたのか』米澤彰純 著

第7回

 『川端康成の方法―二〇世紀モダニズムと「日本」言説の構成―』仁平政人 著
 『死すべきものの自由―ハイデガーの生命の思考―』信太光郎 著
 『戦争と人道支援―戦争の被災をめぐる人道の政治―』上野友也 著
 『奈良仏教と古代社会―鑑真門流を中心に―』冨樫進 著
 『贈答の近代-人類学からみた贈与交換と日本社会』山口 睦 著
 『子どもの暮らす施設の環境-これからの児童養護のかたち』石垣 文 著

第8回

 『タジク語文法便覧』井土愼二 著
 『鉄の科学史―科学と産業のあゆみ―』初山高仁 著
 『近代日本と雪害-雪害運動にみる昭和戦前期の地域振興政策-』伊藤大介 著
 『社会主義社会の経験―モンゴル人女性たちの語りから―』トゥルムンフ・オドントヤ 著
 『本居宣長の思想構造ーその変質の諸相』水野雄司 著
 『元大都形成史の研究-首都北京の原型』渡辺健哉 著

第9回

 『日本語文学を読む』李 郁蕙 著

第10回

 『フッサールにおける超越論的現象学と世界経験の哲学「論理学研究」から「イデーン」まで』佐藤 駿 著
 『原敬と陸羯南 明治青年の思想形成と日本ナショナリズム』鈴木啓孝 著
 『消え去る差異、生み出される差異ー中国水上居民のエスニシティ』稲澤 努 著
 『ミュンスター宗教改革-1525~34年反教権主義的騒擾、宗教改革・再洗礼派運動の全体像』永本哲也 著

第11回

 『楚辞「離騒」を読むー悲劇の忠臣・屈原の人物像をめぐって』矢田尚子 著
 『旧東欧世界の民族誌 ―欧州統合時代に生きるトランシルヴァニア牧畜民―』杉本 敦 著
 『「公論」の創生「国民」の誕生ー福地源一郎と明治ジャーナリズム』岡安儀之 著
 『Ą・D・リンゼイの政治思想 ピューリタ二ズムの現代的展開』中村逸春 著

第13回

 『近代日本における私生活と政治 与謝野晶子と平塚らいてう 自己探求の思想』小嶋翔 著
 『外国人非集住地域のエスニック・コミュニティと多文化教育実践-フィリピン系ニューカマー親子のエスノグラフィー』坪田光平 著
 『ヘーゲル 主体性の哲学〈自己であること〉の本質への問い』嶺岸佑亮 著
 『近世武士道論―山鹿素行と大道寺友山の「武士」育成』中嶋英介 著

第19回

 『柳宗悦とウィリアム・モリス 工藝論にみる宗教観と自然観』島貫悟 著