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本居宣長の思想構造 その変質の諸相
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『本居宣長の思想構造 その変質の諸相』
水野雄司 著

定価(本体3,500円+税) ISBN978-4-86163-252-5 C3010
252頁
第8回東北大学出版会若手研究者出版助成採択作品
(2015年3月刊行)

第一章 「物の心」と「事の心」―「排蘆小船」から「石上私淑言」へ
第二章 「真心」と国―「直霊」から「直毘霊」へ
第三章 「物のあはれ」と道―「紫文要領」から「源氏物語玉の小櫛」へ
第四章 日本書紀文批評―「書紀の論ひ」から「神代紀髻華山陰」へ

あるべき「人の心」とは何か。その「心」を手に入れるためには、何をどう学ぶべきか。人の生きる世界の成り立ちと、その世界と人との関わり方に関心を抱き続けた江戸期の国学者・本居宣長。万葉集・新古今・源氏・日本書紀・古事記といった文献にその答えを求め、宣長の思想は揺れ動き変化していった。折り重なる思想構造の中で紡ぎ出された言葉に耳を傾け、宣長の新たな姿を見出す。

第8回東北大学出版会若手研究者出版助成採択作品