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日本における地域間計量モデル分析の系譜ー交通投資の社会経済効果測定のために
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『日本における地域間計量モデル分析の系譜ー交通投資の社会経済効果測定のために』
佐々木公明・国久荘太郎 著

定価(本体3,000円+税) A5判、240頁 
ISBN 978-4-86163-051-4 C3033
(2007年5月刊行)

《目 次》
第1章 グローバル・メッツ・モデル(Global METS Model)
第2章 日本経済の空間的計量モデル(SPAMETRI)
第3章 東京湾横断道路の経済社会波及効果測定モデル(Tokyo Bay Bridge Model:TBBモデル)
第4章 幹線交通施設整備の経済効果測定モデル(COMETRIP)
第5章 道路整備の価格低下効果
第6章 道路容量とその空間的配分モデル
第7章 道路交通政策のマクロ経済的効果測定モデル
  

1国あるいは1地域を対象とした計量モデルの場合とは異なり、空間を考慮した計量モデルの場合は未開拓の分野が多い。輸送量、輸送人員、輸送距離、輸送手段などに関する交通活動は通常のマクロ計量モデルでは扱われることがない。特に、経済モデルによって決定される“価値額”と交通モデルによって決定される“輸送量”を統合する部門は空間的計量モデルの根幹をなす。しかし、現実には“経済”と“交通”のデータは互いに独立に収集・加工されているので2つの部門の統合には困難が伴う。本書はその困難に直面してきた著者達の30数年に渡る試行錯誤の系譜である。